平群町「嘘の資料でウォーターパークをぶっ壊す!」前編

今回は昨年12月にウォーターパーク廃止の議決に唯一反対した日本共産党3名から、山口議員がウォーターパークの問題で一般質問されると聞き、議会傍聴に行ってきたので、その内容を書いていきたいと思います。

 

今回の結論から先に言うと

過程がどうであれ、議会で可決されたから見直す気なんてない! by平群町

 

早速答弁をご覧ください。

 

 

 

改修経費5億4000万について

山口議員:改修経費5億4000万円について、住民や議会説明では修繕費となっており、プール本体の入れ替えについて説明がされなかったが何故か。

教育部長:これまでも維持管理実績、法定点検やそれぞれの事業者からの点検報告などでプール本体や設備について複数の改修箇所の報告を受けて、それらに基づいて入れ替えを含む補修、交換することで説明をしたものであります。

山口議員:プール本体の入れ替えなんて全然説明されていない。住民に出したホームページにだってこんなこと書いてない。2019年のメーカー点検ではプール本体の入れ替えが必要との指摘はされていないが、改修経費の試算が入れ替えになっているのは何故か。

また、本体入れ替えをしなくても、痛んだ箇所の補修で使用継続は可能と思われますが。専門家にちゃんとした改修経費の積算を依頼すべきではないでしょうか。

教育部長:2019年(令和元年)の定期検査報告書によればウォータースライダーの滑走部結合部分のFRPのひび割れの進行として要重要点検の指摘がありました。

次にプール本体について、議会においてはプール槽の補修と記載されている件については、入れ替えという表現はしていませんが、一部において、プール槽床板の入れ替えが必要なところもあり、概算改修経費には入れ替えを含む補修との内容で記載したものであります。

また、令和3年12月議会において、改修経費はあくまでも概算で5億4千万との説明させていただきました。議会説明資料の項目以外にも改修、交換、整備が必要な項目が多々あります。これまでの改修実績や見積もりも含めて、これらの補修には数億円の経費が見込まれます。

ウォーターパークについては、すでに廃止の条例改正は可決いただき、令和4年度予算において、次のステップとしてウォーターパーク跡地の有効な利活用に向けて検討業務を進めていくものであり、専門家に改修経費の積算を依頼する考えはございません。

 

メーカーの見積もりと全く異なる教育委員会の資料

山口議員教育委員会が出した説明資料には外部改修にかかる費用概算で書いている。この資料にはプール槽は補修と記載されています。住民向けのホームページに掲載したものも、昨年12月に議会で出された一部改正条例案の説明資料も全く一緒です。

この資料の元になったのは、点検修理をしているヤマハが出した見積もりです。これには、今さっき言った書き方とは全然違う書き方をしています。

町長はこれをご存じですか?
ここにはこういう書き方がしています。

 

メーカーの見積書
  • 解体撤去工事小計3500万4000円
  • 建築工事6026万5000円
  • プール設備工事3660万円
  • プール工事3億8914万円
  • その他諸経費合計6億2517万1000円

 

山口議員:これが元の概算です。莫大なお金を使って29年前に作った平群町の財産ですよ。それだけ大きなことをするのに、元の概算書を議会にださなかった。メーカーの概算書をまとめたものが、これまで町が議会や住民に説明したものだというのならわかります。

でもここにははっきりとプール本体の撤去と据えつけの金額が入っている。入れ替えないなら1億円にはならないんです。

あたかも説明したように答弁しましたけど、本体の入れ替えについて1回も説明していませんでした。この事は町長も知らなかったみたいですよ。誰が知ってたんですか?最終的に決済したはずなので知らなかったわけは無いと思いますが。

 

点検では入れ替えの根拠になる指摘は一切ない

山口議員:それともう1点。プールの点検をヤマハが毎年やっていますが、コロナ禍で点検は2019年で最後になっていますが。その点検で、本体を入れ替えなければならないという指摘は1つもなく、防塗膜が剥離してるだけで、それは補修すれば利用できるとなってるわけです。それを何故、全てのプール槽を入れ替えることになっているのか。

要するに一部交換の必要があるのはウォータースライダーだけで、プール槽そのものに対しての指摘はなかった。さも、修繕で多額の費用がかかるように見せようとしている事になる。

さらに説明資料にはろ過器交換と書かれているが、元々ろ過器は全て既設利用となっている。説明資料には既設利用から交換に改ざんされている。住民や議会への説明資料に元々メーカーが出してきた資料を改ざんしたものを議会にかけて議決をとった事になります。

子どもたちが楽しみにしてるプールを住民を騙すような形で廃止にするとはどういう事ですか。簡単に町の財産を潰すんですか?

議会で可決され、廃止が決まったから調査しないと言いましたが、ウォーターパークの建物はまだあります。これで取り壊したら犯罪ですよ!何故、業者の見積もりのまま出さなかったんですか?

他の自治体ではほとんどが40年程度運営しています。住民の方が調べた資料をもらいましたが、平群町に近い規模で香川県高松市のプールは33年目の年に大規模改修を約7000万円でして、その後10年間利用して廃止となっている。

平群町は28年で廃止するというのは平群町の財産をみすみすドブに捨てる事になります。

教育部長:これは指定管理者の方が、今後更新する場合に高額になるとのことでいくらになるか見積もりをとったと聞いております。

何故、元の見積もりを提示しなかったかとの事については、当然我々も詳細な専門家ではないので、詳細な知識もありませんが、見積もりを依頼したメーカーに確認しながら金額を積み上げたものです。

プール槽本体の入れ替えについては、当然詳細な設計をしたわけではございませんので、全てのプールを入れ替えないといけないのかという事は正直わからないところですが、一部のプールにおいて地下水の関係で入れ替えが必要と前々から聞いています。

さまざまな組み合わせもありましたが、議会の方では5億4000万の概算で報告させて頂きました。5億4000万円の根拠として詳細な積算ではないですが、メーカーはプールの状態を確認、把握した上での見積もりの結果だったと理解しているところです。また、住民や議員を騙すとか嘘をついた訳ではございません

まとめ

前編まとめ
  • 教育委員会は素人なので見積もりや住民・議会への説明資料はメーカーの言った通りに作った
  • プール槽の劣化状態なども正直わからないが、いつかは入れ替えないといけないので、メーカーには未来の取り替え工事費の概算を依頼した
  • 教育委員会としては補修の中に入れ替えも含まれると認識して説明したつもりである
  • 昨年12月の議会で廃止の条例が可決され、次に何を作るか検討する予定なので、再検討する気はない

 

カワベエ:要するに、教育委員会は非を認めないんですね。まあ、認めてしまったら意図的に改ざんして町民や議会を騙したことになり、背任罪に問われかねないですからね。

後編では教育長や平群町長もこの問題に関して答弁されていますので、要チェック!

 

 

 

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